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絹本着色 仏涅槃図

けんぽんちゃくしょく ぶつねはんず

概要

絹本着色 仏涅槃図

けんぽんちゃくしょく ぶつねはんず

その他 / 江戸 / 中部

佐原之佐

江戸前期/1647

絹本着色 軸装。
3枚の絹本を繋ぎ合わせている。涅槃図を中央に配し、左右辺及び下辺に仏伝図を描く。

縦193.9㎝(6尺4寸)、横183.9㎝(6尺7分)
涅槃図のみの寸法 縦164.7㎝、横118.7㎝  

1幅
 附 軸木(涅槃図制作当初のもの)1本
   旧収納木箱蓋板(涅槃図制作当初のもの)1枚

南知多町指定
指定年月日:20191101

亀翁山延命寺

有形文化財(美術工芸品)

延命寺に伝わる仏涅槃図は、かつて納めていた木箱の蓋裏に「亀翁山延命禅寺涅槃像之絵普請檀那以功力成就者也 于時正保五秊戌子二月吉日 葉室代求之」の墨書があり、涅槃図制作後間もない時期に、当時の延命寺住職(四世葉室堯奕)によって、延命寺の改修が終了した記念に寺に奉納(または購入)され、長く伝承されてきた。なお、堯奕は明暦2年(1656)に没した延命寺4代住職である。
 また、裏面最下部の墨書より、明和5年(1768)に修理され表装し直されていることがわかる。墨書にある「雲程」という名は寛政5年(1793)に没した延命寺12代住職である。
 平成28年度に京都の「杉本工芸」工房において表装し直された。このとき、軸木を取り替えた際に、古い木製の軸木に墨書が見つかり制作時期と作者名が判明した。また、同時に掛け軸を収納する木箱も作り直され、古い木箱の墨書部分が再利用された。

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キーワード

涅槃 / / 絹本 /

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