三彩刻線文鉢 さんさいこくせんもんはち

制作地:イラン・ニシャプール
イラン・アッバース朝時代 9世紀
陶器
径19.0 高台径8.0 高6.8
1口

茶褐色の胎土を用いた、高台から緩やかな曲線を描いて立ち上がる鉢。高台付近まで全面に白化粧土を掛け、内面を緑色、黄色、紫系の絵具で装飾し、その上から薄い褐色を呈する透明釉を施している。口縁部から内面の下方にかけて、刻線で植物文のようなものを描いている。高台内部の削りだしは比較的浅い。内面の絵具は内面を流れ落ちているが、見込み中央部の絵具のたまり具合から見て、焼成時には、上向きの作品を少し傾けていたことが分かる。口縁部には、ところどころ釉がはがれた場所があり、胎土のざらつきを見ることができる。この作品のように、緑、黄、紫系の絵具を用いて、刻線で文様を表した作品を一般にペルシア三彩と呼ぶ。

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