有舌尖頭器類73点
ゆうぜつせんとうきるい73てん
概要
昭和29年(1954)に実施された黒松内町樽岸遺跡の発掘調査に続いて、昭和33年に市立函館博物館が実施した磯谷郡蘭越町の立川遺跡発掘調査は、北海道における旧石器考古学研究の先駆けとして広く知られている。
立川遺跡から発掘された有舌尖頭器をはじめとする石器群は、北海道における後期旧石器時代の最終末期に属する石器文化を代表するものである。出土遺物は、有舌尖頭器や彫器・細石刃核などを中心とする石器類で、黒曜石や玉髄製のものが多くなっている。
立川遺跡の発掘成果は当時の日本考古学界の注目を浴び、その後日本各地で同時期の石器群の発見が相次いだ。その結果、有舌尖頭器群は日本列島における土器出現期前後に位置づけられ、いわゆる縄文文化の起源をひも解く重要なカギの一つと考えられるようになった。
昭和39年に市指定有形文化財に指定されている。指定された73点は、立川遺跡出土遺物のうち、有舌尖頭器が出土した第Ⅲ地点のものである。
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