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七絶

しちぜつ

概要

七絶

しちぜつ

/ 江戸

閑雲(真巌国常)  (1778~1859)

かんうん(しんがんこくじょう)

江戸後期

紙本・墨書

縦134.5cm×横52.3cm

2(6曲1双)

富山県高岡市古城1-5

3-02-25

高岡市蔵

能登の総持寺及び高岡瑞龍寺18世住職・閑雲(真巌国常)の漢詩屏風。
左隻第六扇の左下に、落款「閑雲書」とあり、各扇左隅の中央部に、白文方印「国常/之印」と朱文方印「真/巌」の印章がある。紙本墨書

閑雲は、名は国常、字は真巌、号は閑雲、雪荘(雪庄)、碧蓮道人など。能登鳳至郡今村氏の二男で、幼にして総持寺に得度し、長じて塔中東源寺の住職となったが、後に辞職し、亀田鵬斎の門に入って経書詩文を学んだ。帰国の途中、瑞龍寺第16世の霊源活湛に師事し、首座となった。また京都の大昌寺・了峯寺、摂津の伊勢寺に歴住し、その間に頼山陽・僧大含・篠崎小竹等と交流をもち、その後前田家の要請で瑞龍寺18世住持となった。
晩年は谷昌寺(射水市)で詩文と書道を楽しんだが、特に書が巧みで、世に珍重されている。高岡出身の勤王の志士・逸見文九郎は閑雲の書に大きく影響を受けた一人であった(高岡市『高岡市史』中巻、1963年/国宝指定記念「瑞龍寺展」実行委員会『瑞龍寺展』1998年)

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キーワード

高岡 / 閑雲 / 瑞龍寺 /

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