「高岡開闢由来記」(写)
たかおかかいびゃくゆらいき(うつし)
概要
「高岡開闢由来記」(写)
たかおかかいびゃくゆらいき(うつし)
原著者:桑山仁作(扶桑堂樵夫) (1831~没年未詳)
富山県高岡市
原本:明治30年/1897年
紙本・和本・墨書
縦24.0cm×横17.5cm
1冊(19丁)
富山県高岡市古城1-5
資料番号 1-01-259
高岡市立博物館蔵
本書は復刻版の解説によると、「高岡の開始から明治初期に至る間の二十二項目の事歴について略記したもの」である。原著者の桑山仁作については、「桑山家は藩政時代梅染屋と称し慶長の頃から代々町肝煎、町算用聞、町年寄などを勤めた由緒ある高岡町人の一である 藩公にも屢々謁見を許され御墨附をも度々頂戴した」、「仁作は明治七年二月第十七大区副区長に同十年二月御馬出町外七ヶ町戸長に任ぜられている」とある。
高岡文化会が昭和9年(1934)に発行、のち平成8年(1996)に復刻した『高岡開闢由来記 高岡町由緒聞書 附 高岡町旧家覚』と比較すると、目次の項目数や順序が異なっている。また、本文もおおよその内容は一致しているが、一言一句同じというわけではない。
なお、本資料の来歴など詳細は不明。寄贈者自宅の仏壇の中に保管されていたとのこと。
<参考文献>
高岡文化会『高岡開闢由来記 高岡町由来聞書 附 高岡町旧家覚』昭和9年(1934),平成8年(1996)復刻
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高岡市立博物館