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稿本北山抄巻第十

コウホンホクザンショウマキダイ10

概要

稿本北山抄巻第十

コウホンホクザンショウマキダイ10

縦:30.3cm 横:1279cm

1巻

国宝

北山抄は1代の碩学とうたわれた藤原公任(966―1041)が、宮廷における年中行事や太政官の政務、国司に関することなど詳述したもので、稿本北山抄巻第十は、現存唯一の自筆草稿である。この紙背には文書25通があり、その中に2通、図版に見るような仮名の消息が収められている。この消息は表の稿本北山抄の内容などから、長保3年(1001)以前のほぼ6年間にできたものと推定され、10世紀末から11世紀初頭に草仮名の連綿体が発達していたことを物語る資料として、また仮名書状の現存する最も古いものとしてまことに貴重である。

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