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新精確日本・蝦夷図

しんせいかくにほん・えぞず

概要

新精確日本・蝦夷図

しんせいかくにほん・えぞず

絵画

ヨハネス・ヤンソニウス(ヤン・ヤンソン)作

オランダ 1658年

紙本木版墨刷

縦50.5 横60.6

1枚

アムステルダムの地図作者ヤンソンがつくった日本・蝦夷図の代表的な作品。ヤンソン編著『新地図帳』(1658年、アムステルダム)に収載された。
フリースの蝦夷探検の成果を忠実に生かしたために、樺太を北海道の一部だと勘違いし、ウルップ島も地図の右端にかかる巨大な陸地(「カンパニースランド」)となってしまった。また、旧地図帳よりも縮尺を大きくしたため、地名の誤謬や書込み箇所のずれなどが目立つ。朝鮮も半島でなく島として描いており、17世紀半ばのヨーロッパのアジア地理認識の限界を示す資料でもある。

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