色絵牡丹唐獅子花鳥文大皿
いろえぼたんからじしかちょうもんおおざら
概要
"上に赤、緑、紫、青などのガラス質透明性の上絵具で複雑華麗に彩画したものを錦手と言うが、有田ではこの釉上彩画の技法が正保頃(1644~1648)酒井田柿右衛門によって創められたと伝えている。隔冥記【かくめいき】(京都鹿苑寺、鳳林和尚の日記)には、慶安5年(1652)の頃に、今里錦手鉢の記述がある。すでに発達していた染付に、この錦手の技法が加わったことで古伊万里様式の磁器はその華やかさを増し、元禄年間(1688~1704)には華美の極点に達した。
上記の皿には、染付、赤、金彩、それに緑、黒(うるし)などが加わり、それぞれの意匠は極めて華やかな色彩を施している。きびしくて、強烈な中国の五彩磁とはやや異なった多彩磁器である。
花蝶文皿には、古伊万里特有の黒で縁取りをした葉文地に、火燈形窓を劃して花卉を描いている。皿の裏側にも紅白の牡丹花を染錦で丹念に描いている。
牡丹唐獅子花鳥文皿には、扇面、木瓜、田扇、短冊などの複雑な割文様が配され、それぞれに花鳥、草花、鳳凰、唐獅子などが巧みに描かれている。染織風な図案を想わせるが多分に絵文様的な性格をも示している。
これらの大皿を伏せると、形が甲に似ているので兜(かぶと)形鉢と言われることもある。"
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