阿弥陀如来像
あみだにょらいぞう
概要
称名寺の本尊、阿弥陀三尊の主仏の伝来は不詳であるが、典型的な阿弥陀如来の坐像である。
形態的には、平安時代後期の作風を模した江戸時代の初期のものであるといわれている。
弥陀定印を結び、衲衣(のうえ)をうけ、蓮華座に座している姿は非常に美しいものである。光背や蓮華座は後世の作品である。
寺伝では、正保元年(1644)、伊勢国の僧円竜が、この阿弥陀如来を郷里から運んできて、亀田に同寺を創立したといわれている。幾多の変転を経て、明治12年(1879)の大火によって、翌々年、現在地に落ち着いたが、その後も再三の火事に遭ったため昭和4年(1929)以降は鉄筋コンクリートによる伽藍を擁している。
阿弥陀とは西方にある極楽浄土に住む仏陀の名称で、「南無阿弥陀仏」と讃えると死後その世界に往生できるという信仰があり、我が国では浄土宗、浄土真宗などの本尊とされている。
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