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斗彩葡萄紋杯(成化官窯)

とうさいぶどうもんはい

概要

斗彩葡萄紋杯(成化官窯)

とうさいぶどうもんはい

陶磁 / / 中国

明朝/1464年~1487年

高さ5.0㎝、口径7.0㎝、底径3.0㎝

成化官窯

「斗彩」
紙のように薄い胎の上に赤や緑、青で絵付を行った〈豆彩〉が生まれ,遺品は世界で数十点しかないといわれている。明代後期の嘉靖・万暦期(1522‐1619)に景徳鎮窯の生産は頂点を迎えました。この技法はまず、景徳鎮の白色胎土(きめが細かく純白に近い白色の土)で成形した素地の上に淡い細い線の青花で文様(花、小鳥、蝶々、鶏など)の縁取りをします。青花で文様の輪郭を描いた後、透明の釉薬をかけて高温(1300℃)で焼成します。 それから、青花の輪郭に沿って各種(赤、緑、紫、黄、青など)の上絵を丁寧に塗り分けます。色(彩釉)を塗って青花の輪郭を埋めます。 それからまた焼き付けます。今度は低温(800℃)で焼きます。 こうして青花の淡い発色と、上絵のカラフルで鮮明な色調のコラボレーションが美しい磁器を完成させる。豆彩が完成した成化時代にはまだその名称ではなく、一説によると「成化五彩」と呼ばれていたようです。斗彩と呼ばれるようになったのは、清の時代、雍正(1723-35)と乾隆(1735-1795)の間とされています。
こちらの美術品は、黄色が多く使用されており、葡萄紋の点描表現が丁寧であり、色も高温で黒ずむことなく鮮やかに発色しています。また、紋様が透けるほど胎が薄く、伝製品のため状態の良い美術品となっています。

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キーワード

/ 鎮窯 / / 雍正

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