二宮金次郎像
にのみやきんじろうぞう
概要
この像は、かつて尚徳尋常小学校の校門付近にあった。京都市内には花崗岩製の像が多く残るが、陶器製や青銅製のもの、新しいコンクリート製もある。卒業生や地元住民から金次郎像を学校に贈ることがはやった昭和前期の教科書には、「親孝行」「兄弟仲良く」「仕事に励む」「学問」「勤勉」などの内容で、二宮金次郎が良い例として取り上げられていた。二宮金次郎、後の二宮尊徳は天明7(1787)年、現・神奈川県小田原市生まれ。幼少期に生家が没落、両親と死別した。薪とりの道中に読書するなど農作業の傍ら苦学し、24歳で生家を再興した、勤勉・倹約の精神を説き、小田原藩など各地で財政再建や農村復興に尽力。二宮尊徳の伝記『報徳記』は宮内庁から出版され、『報徳訓』とともに愛読された。
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