樺太出土 マンモス下顎骨と臼歯
からふとしゅつど まんもすかがくこつときゅうし
概要
この下顎骨はサハリン(旧樺太)出土のもので新鮮な化石臼歯が付着しており、保存状態が極めて良好な資料である。
マンモスの歯はセメント質と白く見えるエナメル質からなり、噛み合わせの部分がセメント質とエナメル質が交互に重なり合って並んでいるため、多少起伏があることで、ひき臼のように草をすりつぶす役割をしている。マンモスの歯は動物の組織でも化石として残りやすい堅い構造をしているため、今日まで残ってきた。牙と同様に示準化石として重要である。
マンモスは更新世末の約10,000年前に突然絶滅したといわれている。その原因の一つは、氷河期が終わることによる植生の変化が起きたため、食べるものがなくなったという説がある。もう一つは、旧石器時代に生きた原始人により食料や毛皮に利用され、乱獲の結果、絶滅に追いやられたとする説がある。
文化庁 〒602-8959 京都府京都市上京区下長者町通新町西入藪之内町85番4 メール:online@mext.go.jp
共同運営NII Powered by GETA (C) The Agency for Cultural Affairs