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高岡公園改良設計図

たかおかこうえんかいりょうせっけいず

概要

高岡公園改良設計図

たかおかこうえんかいりょうせっけいず

歴史資料/書跡・典籍/古文書 / 明治 / 富山県

設計:長岡安平(1842~1925)、助手:田中眞次郎

ながおかやすへい、たなかしんじろう

富山県高岡市

明治44年9月/1911年

紙本・軸装・墨彩

本紙:縦142.0㎝×横105.8㎝
全体:縦226.0㎝×横124.5㎝、軸長132.0㎝

1幅

富山県高岡市古城1-5

資料番号 1-02-59-1

高岡市立博物館蔵

本図は高岡市が近代公園の先駆者、長岡安平に依頼した縮尺600分の1の高岡公園改良設計図である。明治42年(1909)、皇太子殿下(のち大正天皇)の北陸行啓が決定したのを機に中の島の造成(同40年)等公園の大改修が行われた。本図はその後の明治44年(1911)、設計者長岡安平、同助手田中眞次郎による改良設計図で植栽、迷園を造る構想などが提案さてれいる。
本紙右上白文長印「越中印県章」、左中央年代下に朱文方印「富山県高岡市役所印」、左下長岡安平の下に朱文長印「祖庭」、田中真次郎下に朱文楕円印「□人姓徳真蔵」がある。
迷園は実現できなかったが公園は平成2年「さくらの名所100選」、平成18年「日本100名城」に選ばれ、平成27年「国指定史跡」指定されている。

【長岡安平】                           
 天保13年(1842)生~大正14年(1925)没。近代公園の先駆者。肥前大村藩彼杵村(現:長崎県東彼杵町)生まれ。同郷の東京府知事、衆議院議長を務めた楠本正隆と共に上京し、東京府(のち市)職員として飛鳥山公園や坂本公園の設計をはじめ、東京の大小ほとんどの公園整備に携わり、さらに街路樹苗木の育成、史跡名勝天然記念物の保存にも尽力した。多数の後輩を育て祖庭と称されるようになった。桜の植栽を好み、高岡古城公園をはじめ安平の手がけた多くの公園が「さくら名所100選」に選ばれている。また本図には5件46点の付随資料(資料番号1-02-59-2)がある。

【主要参考文献】
・高岡市教育委員会編集、2017年3月発行『国指定史跡高岡城跡保存活用計画書』
・高岡市立博物館編集、平成25年3月発行『企画展「高岡城」』
・(公財)東京都公園協会HP2025.08.07アクセス
・長岡安平顕彰事業実行委員会、平成11年発行『祖庭 長岡安平翁 長岡安平の近代公園における功績』
・井下清著、文化生活研究会、1926年12月発行『祖庭長岡安平翁造庭遺稿』[当館蔵、Ⅰ-1-753]

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