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色絵松竹梅鶴文人形足注器

いろえしょうちくばいつるもんにんぎょうあしちゅき

概要

色絵松竹梅鶴文人形足注器

いろえしょうちくばいつるもんにんぎょうあしちゅき

陶磁 / 江戸 / 佐賀県

有田

18世紀江戸中期

磁器・鉛・伊万里

L15.5cm, W15.5cmH41cm

ポルセレインミュージアム

古伊万里

ハウステンボス株式会社

"オランダ村のコレクションには、蓋を欠いた同寸同文様の一例(№10)がある。この種の注器の遺例は比較的に多い。オランダの金属製コーヒーポットを写したものであろう。松、鶴や雲などを浮彫にし、賦彩は典型的な古伊万里調である。この注器がオランダ市場をねらったことは歴然としている。アムステルダムで行われた最近の売立では、この注器の原型と思われるオランダの銀製ポットが売られた。
類似の例としては、ニューヨークのメトロポリタン美術館にあったモタヘデ・コレクションのそれが知られているが、故三上次男教授はその著書『貿易陶磁史研究(中巻)』の「東インド洋地域に中国古陶磁を求めて」の章中で次のように述べている「コロンボの国立博物館は、訪れるごとに陳列が整備されてゆくのに気がつくが、その中には、きわだってわれわれの注意をひくものも少なくない。あちこち楽しみながら陶磁室にはいると、中国の近世陶磁の群のなかからトタンに眼に入ったのが、17世紀後半の初期柿右衛門手の鶴絵三脚付水壺である。上手(ジョウテ)の肥前の色絵磁器は、やはり、スリランカにまできていたのか。再会喜ぶ心が一入である。ただこの博物館でも、これは中国籍の中に入っているので、早速戸籍を変えてもらうようお願いした」。この注器には東南アジア製金属蓋がついている。
また最近の美術雑誌に、ケープタウンの骨董屋で購入した、この注器のシャンティーイ窯写し(19世紀)が紹介されている。既述のごとくこの種の注器は、一般にはコーヒーポットと考えられているが、かつてはティーポットとして使用された可能性もある。"

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