蝦夷嶋図説
えぞしまずせつ
概要
「蝦夷嶋図説」は「蝦夷嶋奇観」の著者で知られる秦檍丸(はたあわきまろ:村上島之丞)の遺稿を、養子である村上貞助が文政6年(1823)にまとめあげたものである。この本が村上によってまとめられたのは遠山左衛門尉(とおやまさえもんのじょう:景晋(かげみち))の命によるものである。遠山は村上の上司であり、秦とも親交が深かった。「蝦夷嶋図説」には堀田正敦旧蔵本といわれる「佐倉文庫」の印が押されている。
この資料の類本には、「蝦夷画帖」「蝦夷生計図説」「蝦夷常用集」「蝦夷産業図説」などがある。その中で「蝦夷画帖」(内閣文庫蔵)と「蝦夷生計図説」(東京大学理学部人類学教室蔵)と「蝦夷嶋図説」は内容的に類似し、「蝦夷嶋図説」と「蝦夷画帖」には村上の題言がなく、「蝦夷生計図説」にはあることから、前2者は草稿本で後者は浄書本ではないかとされている。
図説8冊は、「蝦夷嶋稲穂図説」「蝦夷嶋耕作図説」「蝦夷嶋続耕作図説」「蝦夷嶋造舟図説」「蝦夷嶋続造舟図説」「蝦夷嶋衣服図説」「蝦夷嶋居家図説」「蝦夷嶋ウカル図説」からなっている。
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