色絵武者図燭台
いろえむしゃずしょくだい
概要
"総体に赤の勝った装飾であり、黒でかこんだ窓枠内には武者が描かれている。このような意匠は、明治初期に海外で催された万国博覧会向けに焼造された薩摩焼に多く見られた。この燭台もおそらく万博向けに造られたものであろう。
燭台の形式はオランダのものから採られたもので、デルフトでは現在もこの種のローソク立を造っている。手のこんだ絵付は、明治初期の有田磁器の特色だが、この燭台では、染付を施さずに上絵彩画の方法で緻密な絵付を行っている。台脚内側の露胎部分に朱書で「肥碟山(ヒチョウザン)深川製」と記してある。これは肥前の碟山(サラヤマ)の香蘭社製であることを意味する。同社の百年史によると、この種の朱書銘は、明治中期の製品につけられたとのことである。"
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