南蛮人洋犬蒔絵硯箱 なんばんじんようけんまきえすずりばこ

工芸  漆工 / 安土・桃山 / 日本 

桃山時代
高さ4.1cm  22.0×20.9cm
池長孟コレクション

 面取りをした蓋(ふた)中央に剣をたばさんだ南蛮人と洋犬を薄肉金蒔絵と銀薄板を用いて加飾した硯箱。洋犬の目の部分には貝片を埋め、生動感を高めている。南蛮人はポルトガル人というより、植民都市から連れて来られた従者かと思われるが、こうした意匠は、南蛮屏風などの絵画から案出されたものだろう。面取り部分は、沃懸地(いかけじ)、全体は黒漆に梨地(なしじ)粉を蒔いている。身の右に朝顔文の懸子(かけご)を置き、硯は欠失しているが、なすび形の水滴を残す。南蛮人文様の硯箱は伝世例が少なく、国内の富裕階層の異国趣味にこたえるために入念に制作された上質の作例。

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