聖フランシスコ・ザヴィエル像 せいふらんしすこ・ざう゛ぃえるぞう

歴史資料  絵図・地図 / 江戸 / 日本 

江戸時代初期
紙本著色
61.0×48.7cm
池長孟コレクション
重要文化財

 ナバラ生まれのイエズス会宣教師ザヴィエルを大きく配し下部に「S.P.FRACISCUS XAVERIVS SOCIETATISV」のラテン文と、「さんふらぬしすこさべりうすさからめんと」と読める万葉仮名を記した聖画像。ザヴィエルは極東地域のキリスト教布教の草分けで、天文18年(1549)鹿児島に上陸し、日本に初めてキリスト教を伝えた重要な人物。本図は、光輪をつけ、手に神への燃える愛を象徴する赤い心臓を抱き、キリストの磔刑(たっけい)像を見上げ、口から「満ちたれり、主よ満ちたれり」というラテン語文を発する聖人を描く。イエズス会の布教活動の中で西洋画の手ほどきを受けた絵師が、輸入された銅版画を手本にして、ザヴィエルが列聖された元和8年(1622)より後に礼拝画として制作したと推定される。本図は、高山右近の旧領、千提寺(せんだいじ) (現茨木・いばらき・市)の旧邸に伝わった「開けずの箱」に秘匿(ひとく)されていたもので、大正9年(1920)の調査で「マリア十五玄義図」などとともに発見された。禁教で破却された聖画のうち、伝世した数少ない江戸初期の洋風画として重要。

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