鉄砲蒔絵大鼓胴 てっぽうまきえだいこどう

工芸  漆工 / 安土・桃山 / 日本 

桃山時代
高さ27.8cm  径11.1cm
池長孟コレクション

 黒漆地に金平蒔絵と絵梨地で鉄砲(火繩銃)を加飾した鼓胴。重なり合う鉄砲の直線的意匠に、弾丸と火薬入れをあしらい、とくに火縄の曲線が絶妙のアクセントとなっている。握り手の巣間(すま)の部分や、皮を張る乳袋(ちぶくろ)の口辺は自然的に劣化し、長期の使用を物語る。鉄砲という火器を、能の楽器の意匠にとり入れる斬新さは注目すべきで、幽玄と異文明との混淆した世界が造形されている。鼓(つづみ)が鉄砲のように鳴り響くことを制作者も使用者も念じての意匠であるに違いない。

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