練上嘯裂文茜手大壺
概要
松井康成(1927-2003)
練上嘯裂文茜手大壺
MATSUI, Kosei
Large jar, red-and-white layer pattern, neriage
1981(昭和56)年 陶器
h35.0 D37.5
「嘯裂」とは、色の異なる複数の粘土を積み重ねた粘土塊を小口切りにし、轆轤(ろくろ)で器形に焼き上げたのち、器面を内側から押し出すことによって表面の土に裂け目を生じさせ、独特のテクスチャーを得たものです。練上の技法と轆轤のプロセスを造形に発揮させたこのような球体の壺で、松井康成は「美醜を越えた美」の実現をめざし、用途を超越して制作を行いました。