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九州地方のきじ馬・きじ車製作技術

きゅうしゅうちほうのきじうまきじぐるませいさくぎじゅつ

概要

九州地方のきじ馬・きじ車製作技術

きゅうしゅうちほうのきじうまきじぐるませいさくぎじゅつ

無形民俗文化財

九州

九州地方

選定年月日:20250328
保護団体名:特定せず
・公開日:通年

記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財

 九州地方のきじ馬・きじ車製作技術は、九州地方に広く伝承されてきた、野鳥の雉を象った車型の木製玩具を製作する技術である。子供が紐を付けて曳いたり、上に乗って遊んだりする玩具で、赤色や黄色などを基調に鮮やかに彩色されたものが多く、2つまたは4つの車輪が付く。里山で採取できる木材を材料とし、主に手斧や鑿を使って作られる。製作の工程は、原料となる木材の採取から始まり、材料の切断、切りこみ、仕上げ、着色、車つけの順である。このような製作の工程と技法を基本としながら、形状や大きさ、車輪の数、色彩、模様などに地域的な相違もみられ、樹皮つきの木地のまま彩色しないで木目を活かして仕上げるものもある。

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