黄褐釉長頸瓶
おうかつゆうちょうけいつぼ
概要
"遼は契円族が中国の北方に建設した国家である。東方にあった勃海を倒し、広くモンゴル地方を支配した遼は、長域地帯をはさんで直接中国の五代諸国、続いて北宋と相対した。そして 936年には、中国東北部の要地、燕雲十六州(現在の北京や大同を含む河北省北部から山西省北部にかけての地方)を手に入れた。
遼代の陶磁は、唐や宋の影響をうけているが、契円民族の特色を濃厚に反映しており、中国陶磁器の中でも重要な地位を占めている。遼も中期から後期になると、鉛釉系の明るい黄釉や鮮やかな緑釉を使った陶器が盛んに作られるようになる。生産地は東部内モンゴルの赤峰に近い乾瓦窯である。
ゆるやかに頸が開くこの長頸瓶は、遼の陶磁の特色ある器形である。この器種が11世紀後半になって厚葬の流行を受け、鉛釉の黄釉や緑釉をかけた長頸瓶が多量に焼造され、明器として墳墓に納められた。砂目の鉄分を含んだ胎土に白土をかけ透明度の高い黄釉を施す、遼後期の作風をこの瓶はよく伝えている。乾瓦窯の製作であろう。"
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