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花下群舞図

かかぐんぶず

概要

花下群舞図

かかぐんぶず

日本画 / 近畿

狩野派

兵庫県

桃山時代

紙本着色 屏風装 本紙紙継五枚(上から一四・五、三五・九、三五・七、三五・六、二七・五センチ)

(各)149.3センチ 横352.7センチ

六曲一双

兵庫県神戸市中央区京町24

重文指定年月日:20250926
国宝指定年月日:
登録年月日:

神戸市

国宝・重要文化財(美術品)

右隻に祇園社、左隻に上賀茂社を描き、両隻にわたって桜の下での宴遊を描く。名所そのものより、輪になって群舞する人々の熱気や、その場にいる人々の多彩な風俗に絵師の強い関心が寄せられている。複雑な雲の用法とその整った形状、緻密な人物表現などから、狩野派正系の絵師による16世紀末から17世紀初頭ころの作と考えられている。本作を四半世紀ほどさかのぼる狩野秀頼筆「観楓図」(国宝、東京国立博物館)や、本作とおよそ同時期の狩野長信筆「花下遊楽図」(国宝、東京国立博物館)とともに、狩野派による野外遊楽図の展開を考える上で欠かせない、近世初期風俗画の優品のひとつである。

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