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染付芙蓉手花籠文大皿

そめつけふようしゅはなかごもんおおざら

概要

染付芙蓉手花籠文大皿

そめつけふようしゅはなかごもんおおざら

陶磁 / 江戸 / 佐賀県

有田

18世紀 江戸中期

磁器・伊万里

φ61cm

ポルセレインミュージアム

古伊万里・重量7.1kg

ハウステンボス株式会社

"芙蓉手皿については、№6染付花鳥V.O.C.文字皿の解説文で述べた通りだが、この皿も万暦年間(1573~1619)に盛んに焼造された本歌と比べると、文様が和風化し、簡略化の度が著しい。本来の芙蓉手皿は、その周囲を八つの窓枠に分けるものだが、江戸中期に有田で焼造された芙蓉手皿の例にもれず、この皿でも周囲を六区に割り、割文と割文との間には八宝文が認められず、抽象的な花文が描かれているにすぎない。六方割の窓枠内には、それぞれに太湖石らしきものと草花文とが描かれている。花籠文以外に見込に描かれる文様は、花鳥、山水、花虫、動物などである。
見込に花籠を描いた染付芙蓉手皿の類品は多いが、この皿の径が60cm以上である点に注目したい。同寸、同文様の染付芙蓉手皿となると類品は極めて少ない。オランダにある例では次のものがあげられる。
1.ワッセナー
 Mr.tjarda van Starkenborch Stachouwer蔵 径:53cm
 窓枠と窓枠との間に描かれるべき八宝文が呉須一色で塗りつぶされ、六方割文が強調されている。
2.アムステルダム
 国立博物館蔵 径:54.5cm
 これは極めて忠実に中国の本歌(16世紀後半)を写している。皿の周囲を八区劃にわけ見込の花籠文も丹念に描いている。有田における初期芙蓉手染付皿に属するもので、17世紀後半のものであろう。"

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