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五彩花卉文水注(中国伊万里)

ごさいかきもんすいちゅう(ちゅうごくいまり)

概要

五彩花卉文水注(中国伊万里)

ごさいかきもんすいちゅう(ちゅうごくいまり)

陶磁 / / 中国

中国

康熙・清時代/1662~1723

中国磁器

L9.0cm, W14.3cmH11.0cm

ポルセレインミュージアム

中国磁器・重量261g

ハウステンボス株式会社

"この形式は砂泥の茶壺で有名であった宜興窯(江蘇省)の製品の則っている。文様の描き方も伊万里写というよりは、中国の雰囲気がまだ濃厚である。オランダ東インド会社は、この種のティーポットを注文するに際し、茶をそそぎやすくするために真すぐに立ちあがった注口、茶の葉をいれる開口部をなるべく大きくすることなどを要求した。標題のポットはこの要求を満たしているようだが、余白を生かしている点を除くと、伊万里と共通な点がきわめて少ない。
ティーポットとして好まれた型は、この種の梨形か林檎形の丸胴であった。伊万里写のティーポットの仕入値が1個当たり27セントであったのに、アムステルダムでは1.85フローリンで売れた記録がある。伊万里写は高価に売れたので、オランダ東インド会社としてはうまみのある商品であった。
この水注では、蓋や身の部分に縦溝が刻みこまれ瓜形を呈しているが、本歌である有田製の水注では、染付けと赤絵とを交互に組んだ立筋文となっている。17世紀末から18世紀初期にかけて有田で焼成されたこの種の色絵水注は、マイセンでも倣製された。ドレスデン国立美術館にはオリジナルとマイセン製とがあり、1983年に九州陶磁文化館で催された「マイセン磁器とドレスデンの古伊万里名品展」に両者ともに出陳されたことがある。また、1975年の「ドレスデン国立美術館蔵 古伊万里名品展」の5都巡回展でも一般に公開されたことがある。"

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