羽太庄左衛門正養 手沢本 休明光記9冊
はぶとしょうざえもんまさやす しゅたくほん きゅうめいこうき9さつ
概要
「休明光記」は、箱館奉行羽太正養が寛政11年(1799)から文化4年(1807)まで赴任期間中に記したものである。羽太は「休明光記」を3部作製し、1部は後任者に引き継ぎ、1部は奉行所備え付け、1部は自分の手持ちとした。函館中央図書館に所蔵されるものには「羽太」の印があり、羽太の所蔵本と考えられる。
羽太は宝暦2年(1752)江戸に生まれ、寛政11年目付から蝦夷地取締御用掛に任命され、享和2年(1802)、戸川安論とともに蝦夷地奉行(後に箱館奉行、松前奉行に改称)に任じられる。文化4年ロシア船による択捉島襲撃事件が発生した際に、取締不行届を咎められ罷免される。
内容は、政治的なものから市井の事件まで事細かに記録されていて、前幕僚期の蝦夷地および函館に関わる諸事情を窺い知ることができる。その詳細な内容から、蝦夷地の事情を知る重要な記録として各方面で写され、多くの写本が存在する。『新撰北海道史』第5巻資料1に全文が解読されている。
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