日ノ浜遺跡出土硬玉製玉(縄文晩期)
ひのはまいせきしゅつどこうぎょくせいぎょぐ(じょうもんばんき)
概要
昭和35年(1960)に市立函館博物館が旧恵山町の日ノ浜遺跡を発掘調査した際に出土した硬玉製の曲玉である。縄文時代晩期に属するものと考えられる。
硬玉とはヒスイの別名で、ヒスイ輝石の微細な結晶からなる鉱物である。硬度6.5から7.0、比重3.3から3.5、緑・紫・白色などで、ガラス光沢がある。日本におけるヒスイの産地としては新潟県糸魚川市周辺が知られており、本資料も新潟県産である可能性が高い。
曲玉は勾玉ともいい、縄文時代から古墳時代にかけて造られたC字状の石製装身具である。
本資料は、長さ2.4㎝×幅1.5㎝×厚さ0.7㎝で。側面形が平らである。孔は径3.5㎜で、頭に刻目が1か所にあり、表面には細かい磨きが施されている。
縄文時代における交易・交流活動を探る上で貴重な資料である。
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