染付山水人物文水注
そめつけさんすいじんぶつもんすいちゅう
概要
"胴の三方に窓をとり、それぞれに山水、多数の鳥が飛んでいる風景、傘をさした人物などを描き、これらを花唐草文で縁取るのは、№33染付山水人物文手付壺の場合と全く同じである。フオルカーの『磁器とオランダ連合東インド会社』によれば、会社は1661(寛文元)年にこれらの見本を長崎商館に送っている。なお、台湾に基地を持っていた頃の会社は、台湾で造らせた木製見本を、1635年に中国商人達に渡していたことは既述の通りである。この種の形式の磁器は、古くからヨーロッパでは需要があったようである。また、稚拙とも見える遠近法を用いた山水文の構図は、元来はオランダ人の下絵に基づくのかもしれない。
明末清初の過渡期に、中国から輸出されたこの種の水注には、頸のところにチューリップの描かれたものがあるが、それをまた有田でも写している。同寸、同意匠のもので著名なものを挙げると次のようなものがある。
1.ニューヨーク ロジャー・G・ゲリー夫妻蔵 高さ27cm
2.ニューヨーク メトロポリタン美術館蔵(近東製銀蓋付) 高さ26cm
3.有田 蒲原コレクション 高さ26.5cm"
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