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世界遺産と無形文化遺産

北海道・北東北の縄文遺跡群


三内丸山遺跡
三内丸山遺跡

縄文遺跡群は,農耕・牧畜を基盤として形成された地球上の他の地域における新石器時代の遺跡とは異なり,完新世の温暖湿潤な気候に基づく自然環境の中で約10,000年もの長期間にわたって日本列島に継続した狩猟・漁撈・採集を主たる生業とする,定住の生活実態を表す独特の考古学的遺跡群です。それは,地球上のある文化的地域において長期間にわたり継続した自然と人間との共生の在り方を示し,独特の文化的伝統を表す物証として顕著な普遍的価値を持つ可能性は高いと考えられます。

日本列島の全域に及んだ縄文文化の中でも,広く落葉広葉樹林が展開した時期における東日本のそれは,食料資源の安定化とその利用技術の発展による定住生活域の拡大,集落の大型化,土偶や石棒などの祭祀具の急増などの傑出した内容を示しています。

特に,北海道・北東北を中心とする地域では,円筒土器文化・十腰内式土器文化・亀ヶ岡式土器文化などの縄文時代を代表する独特の地域文化圏が繁栄し,特に亀ヶ岡式土器の文化は遠く近畿・中四国地域や九州地域に至るまで影響を及ぼしました。縄文遺跡群は,海岸部・河川流域・丘陵地帯などの多様な地形に位置する集落跡・貝塚・環状列石・低湿地遺跡などから成り,食料資源が豊富な落葉広葉樹林や海・河川といった自然環境への適応の在り方とそれに伴う定住の確立・展開の過程を顕著に示しています。

記載物件名 北海道・北東北の縄文遺跡群
構成資産 大平山元遺跡、垣ノ島遺跡、北黄金貝塚、田小屋野貝塚、
二ツ森貝塚、三内丸山遺跡、大船遺跡、御所野遺跡、
小牧野遺跡、入江貝塚、伊勢堂岱遺跡、大湯環状列石、
キウス周堤墓群、大森勝山遺跡、高砂貝塚、
亀ヶ岡石器時代遺跡、是川石器時代遺跡
所在地(市町村) 青森県青森市、弘前市、八戸市、つがる市、東津軽郡外ヶ浜町、
上北郡七戸町、北海道函館市、千歳市、伊達市、
虻田郡洞爺湖町、秋田県鹿角市、北秋田市、岩手県一戸町
暫定記載年 平成21年(2009年)
都道府県所管課 青森県企画政策部世界文化遺産登録推進室
(縄文遺跡群世界遺産登録推進事務局)
自治体等HP https://jomon-japan.jp/
(縄文遺跡群世界遺産登録推進事務局HP)
備考 令和2年(2020年)推薦済み

御所野遺跡
御所野遺跡
大湯環状列石
大湯環状列石
北黄金貝塚
北黄金貝塚
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