建造物 宗教建築 / 江戸
観音寺は、滋賀県湖北の伊吹山の麓にある天台宗寺院である。 本堂は、正徳六年(一七一六)、鐘楼は享保十年(一七二五)の建築で、ともに地元の大工宮部太兵衛が棟梁をつとめた。惣門はそれに続く十八世紀中期の建築である。 本堂は、内陣の龍の持ち送り彫刻や内部の仕様・彫刻を各部で変化を持たせる点に特徴があり、滋賀県の近世社寺建築を代表する仏堂として貴重な建物である。鐘楼、惣門は、本堂と一連の建築で境内の構成や景観を考える上で重要である。
観音寺 鐘楼
観音寺 惣門
西教寺本堂