工芸品 / 平安
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平安
- 鋳銅。低平横長の形で、弧の曲線はやや特異な形を示している。総体に厚手なつくりで、全面に肉取自在に蓮唐草文を鋳出して間に魚子をまき、表裏同文として鍍金している。撞座はやや小振でことに子房は小さいが、肉取り良く、鈕は蓮の蕾を形どっている。
- 肩間26.4㎝ 弦27.8㎝ 博10.3㎝ 撞座径6.7㎝ 重量1593.7g
- 1面
- 重文指定年月日:19070527
国宝指定年月日:19530331
登録年月日:
- 禅林寺
- 国宝・重要文化財(美術品)
意匠、形姿とも優れており、鋳技仕上げも美しい。平安時代の華麗な趣味を遺憾なく発揮している。