孔雀文磬 くじゃくもんけい〈みろくじこんどうじょうげんさんねんはちがついつかほうちゅうほういんすけきよざいめい〉

工芸品 / 鎌倉

  • 鎌倉 / 1209
  • 鋳銅製。山形低平で、袖先大きく左右に開き、縁幅広く厚めで重厚な造りである。表は中央に肉の厚い荘重な撞座を末、左右に同じく篦押しでやや小さめの孔雀を鋳出し、裏面素文で表面と同径の撞座の左右に豪快な書体で一面に銘文を篦推し陽鋳している。
  • 肩幅28.8 裾張り34.1 高12.9 縁厚0.7~0.9 (㎝)
    重さ1118 (g)
  • 1面
  • 重文指定年月日:19350430
    国宝指定年月日:19530331
    登録年月日:
  • 個人
  • 国宝・重要文化財(美術品)

荘重な形姿で、文様や銘文などは篦押技法の粋を示す。肉取りが厚く重厚で、中央の弧に比べて左右の弧が縮まっているなど、様式的には鎌倉時代の特色をよく示す。製作時期や由来が明かな基準作として貴重である。

孔雀文磬

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