本宮御料古神宝類 ほんぐうごりょうこしんぽうるい

工芸品 / 平安

  • 平安
  • 重文指定年月日:19350430
    国宝指定年月日:19550202
    登録年月日:
  • 春日大社
  • 国宝・重要文化財(美術品)

本宮古神宝類は各殿に奉安された神宝の徹下品で、整理された一群である。『三代実録』に記されるように、鎮座当時から御神宝類は奉献されていた。『延喜式祝詞』にも、春日祭に調度品や装束などが奉献された名目が記され、治安元年(1021)には、奉献神宝の目録が見える。また、千鳥家文書では、永祚元年(989)三月二十二日、一条天皇の行幸をはじめとして代々生かすが行幸ならびに神宝奉献のことが朝廷の慣例となり、弘安9年(1286)に至るまで行われていたことが知られる。
本古神宝類は、長期にわたるもので、鎌倉時代の奉献にかかるものもあるが、総じて平安時代の調進と推定されるものが大部分である。それぞれが時代の特色をよく示し、一群の資料としても貴重である。

本宮御料古神宝類

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