絵画 / 鎌倉
生前の行いにより人は六道(天・人・阿修羅・畜生・餓鬼・地獄)のいずれかに輪廻すると仏教では説くが,本図は飽くことなき飢えに苦しむ餓鬼道のありさまを描く。醜悪な世界であるが,優れたやまと絵画家の手により高い芸術性を持つ。鎌倉時代初頭期の作。
紙本著色地獄草紙断簡(火象地獄)
紙本著色地獄草紙
紙本著色十界図〈/六曲屏風〉