絹本著色山水屏風〈/六曲屏風〉
けんぽんちゃくしょくせんずいびょうぶ
絵画 / 鎌倉
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鎌倉
- 一隻
- 重文指定年月日:
国宝指定年月日:19670615
登録年月日:
- 神護寺
- 国宝・重要文化財(美術品)
山水屏風とは真言宗の秘法を伝える灌頂【かんぢよう】の儀式に調度的に用いられる屏風であるが、その名のごとく本図には全く宗教的内容はなく、自然の風物の中に寝殿造りの殿舎、柔【なえ】装束の貴公子などを配した平安時代の大和絵四尺屏風の伝統を伝えるものである。やや形式的なところがみられるので、鎌倉時代初頭ごろの作と推定されるが、大和絵屏風の唯一の遺品として尊ばれる。