太刀〈銘熊野三所権現長光/〉 たち〈めいくまのさんしょごんげんながみつ〉

工芸品 / 鎌倉

  • 長光
  • 鎌倉
  • 鎬造、庵棟、腰反り、踏張りあり。鋒小。鍛小板目肌よくつみ、乱れ映りあざやかに立つ。刃文匂口つよく締まる出来、丁子乱僅かに互の目交じり、足葉よく入る。帽子乱込み中ややたるみごころに小丸。茎生ぶ、先栗尻、鑢勝手下がり、目釘孔二、鎺下棟寄りに細鏨で銘がある。
  • 身長75.0 反り2.9 元幅3.0 先幅1.9 鋒長3.0 茎長21.2 (㎝)
  • 1口
  • 重文指定年月日:19310119
    国宝指定年月日:19521122
    登録年月日:
  • 個人
  • 国宝・重要文化財(美術品)

長船長光の一作風を示す同作中の優品で、刃文が締まっているが刃中よく働き、僅かに茎を伏せているが、生ぶ茎で健全である。銘文に熊野三所権現とあるのは、刀工の熊野進行を語る一資料である。

太刀〈銘熊野三所権現長光/〉

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