本郷弥生町出土壺形土器 ほんごうやよいちょうしゅつどつぼがたどき

考古資料 / 弥生

  • 東京都
  • 弥生
  • 1箇
  • 国立大学法人東京大学 総合研究博物館 東京都文京区本郷7-3-1
  • 重文指定年月日:19750612
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 国立大学法人東京大学
  • 国宝・重要文化財(美術品)

 頸部から上を欠損した壺で、多少いびつであるが球形にちかい形態をなし、薄手につくられ、褐色に焼き上げている。破損しているところには羽状繩文を施文し、小さなボタン状の貼付けがある。
 この土器は明治十七年(一八八四)三月二日有坂〓蔵氏により発見されたものである。その後、従来知られていた繩文式土器との相違が学界に認められ、発見地向ケ丘弥生町の地名にちなみ弥生式土器と命名された。そして弥生文化の研究は進められてきたが、その契機となったのは簡素な本土器であり、その学史的意義は大きい。

本郷弥生町出土壺形土器 ほんごうやよいちょうしゅつどつぼがたどき

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