その他の美術 書 / 江戸
蓋表に「齊直公君夫人 御染筆」、蓋裏に「天保四年癸巳五月蒙 御附頭之 台命勤役中賜之 朝倉孫右衛門長経」と墨書があり、幸姫(9代佐賀藩主鍋島斉直室)直筆の和歌を、天保4年(1833)に御付頭の朝倉長経に下賜されたものとわかる。冬鳥のなかでも雁は哀れ深いものとして好まれ、多く和歌に詠まれる。「夕帰雁 あまも舟うらこきかへる夕浪に いつこをさしてかりはいぬらむ」
全2枚中 2枚表示
上々様方御筆御短冊
筆姫・徽姫・観姫・猶姫・貢姫
近江八景和歌書
鍋島斉直像