歴史資料/書跡・典籍/古文書 文書・書籍 / 江戸
江戸時代中期以降の旅行ブームは、各地に名所図会の作成を促したが、この本は比較的早い時期に生まれたもので、東海道の熱田から品川までを収めている。掲載図は新坂(日坂、現掛川市)の宿の蕨餅屋の店頭を描いた場面で、当時の庶民風俗が生き生きと描かれている。呼び込みのせりふが小字で書き込まれているのも猿猴庵らしい。
猿猴庵合集 五編「泉涌寺開帳」「嵯峨開帳」
高力種信(猿猴庵。1756~1831)著・画
北斎大画即書細図
高力種信著
尾張名所図会 前編
岡田啓・野口道直編 小田切忠近(春江)他画