日本心神 にほんしんしん

日本画 / 昭和以降 / 日本 

横山大観 (1868-1958)
よこやまたいかん
1940
紙本着彩
45.5×60.7
神奈川県立近代美術館

 「古い本に富士を『心神』とよんでいる。心神とは魂のことだが、私の富士観といったものも、つまりはこの言葉に言いつくされている。・・・(エベレスト)は世界最高の山だけに、さすがに壮大で立派だった。・・・素晴らしい壮大な山だとは思ったが、富士を仰ぐ時のような、なんというか清々とした感情はわかなかった。富士は、そういう意味でも、たしかに日本の魂だと、その時も思ったことだ*。」
 日本美術界のシンボル的存在だった大観は、たくさんの富士山の絵をかきました。この作品を描いた頃の日本は、戦争の暗い時代でしたが、大観は戦争そのものを描写するようなことはしませんでした。むしろ、日本という国を均整のとれた美しい富士山の清々しい姿に託して訴えているのです。(*『朝日新聞』昭和29年5月6日)

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