御深井釉向付 おふけゆうむこうづけ

工芸品 陶磁 / 江戸

  • 江戸時代 / 17世紀
  • 施釉陶器
  • 口径14.4cm 器高4.4cm
  • 5客

羽状複葉の葉形の向付である。型打ちによる成形で、薄手に仕上げている。粘土紐の葉柄と底部に円錐状の三足を付け、全面に御深井釉を施している。焼成は良好で、淡い黄緑色を呈し、見込みや外面底部には釉溜りがみられる。三足付近に円錐ビン痕が残るが、見込みには重ね焼きの痕跡はない。釉溜りが美しい秀作である。このように繊細かつ造形に富んだ御深井軸製品は、織部衰退期の寛永年間(1624~44)頃に生産されたと考えられる。

御深井釉向付 おふけゆうむこうづけ

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