禅院額字并牌字 ぜんいんがくじならびにはいじ

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  • 南宋
  • 19幅
  • 重文指定年月日:
    国宝指定年月日:19740608
    登録年月日:
  • 東福寺
  • 国宝・重要文化財(美術品)

 東福寺開山円尓【えんに】(聖一国師、一二〇二~一二八〇)が博多に承天寺を建てるに際して、師に当る南宋の高僧無準師範【ぶじゆんしばん】(仏鑑禅師、一二四九歿)が径山【きんざん】から送った禅院の額字、牌字である。
 のち、円尓が東福寺に移って同寺に伝来した。十九幅のうち額字二幅、牌字五幅は無準師範の筆、額字十二幅は宋代の名筆張即之【ちようそくし】の筆になり、南宋禅林の大字墨蹟の代表として、また禅宗寺院の額字、牌字のまとまった遺品として特に貴重である。

禅院額字并牌字

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