井上馨肖像画 いのうえかおるしょうぞうが

絵画 油彩画 / 明治

  • 原撫松  (1866~1912)
  • はらぶしょう
  • 明治33年 / 1900年
  • キャンバス・油彩・額
  • 本紙縦79.0、横58.0(cm)
  • 1面
  • 山口県萩市大字堀内355番地
  • 萩博物館

66歳の井上馨を描いたもの。井上は長州藩(萩藩)の出身で、幕末の一時期は志道聞多と称した。藩校明倫館に学び、英国密航留学を経て倒幕運動に奔走。明治政府では欧化政策を進め、初代外務大臣となった。明治31年(1898)第三次伊藤博文内閣の大蔵大臣を辞任後、政界の第一線から退いたが、明治34年(1901)明治天皇から元老に任じられ、引き続き絶大な権力を握った。とくに後継首相の決定には強力な発言権を有し、伊藤博文・山県有朋とともに長州閥の頂点に君臨した。なお肖像を描いた原撫松は岡山県の出身で、このころ若手肖像画家として活躍していた。

井上馨肖像画 いのうえかおるしょうぞうが
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