歴史資料/書跡・典籍/古文書 その他 / 平安 鎌倉
小右記は小野宮右大臣藤原実資の日記で、平安時代中期の藤原道長時代における朝廷の動向、朝儀の次第を最も詳しく伝えた日記として有名である。この前田家本は、江戸時代の元禄年間、三条西実教から前田綱紀に贈られたもので、平安時代後期から鎌倉時代前期に書写された現存最古本である。しかもその中には、寛仁四年冬、治安元年春の二巻の如く、流布本にみえない詳本をも含み、小右記の内容を正確に伝えた善本として知られている。
中右記
中右記部類巻第七
中右記部類巻第十九