高麗青磁象嵌牡丹唐草唐子文水注 こうらいせいじぞうがんぼたんからくさからこもんすいちゅう

工芸品

  • 大阪府
  • 高麗
  • 瓜形の胴中程に先の細く曲がった注口を、反対側の肩に平たい把手を付した水注。蓮の上端は巻き込み、下端には蓮葉を貼る。底部は低い高台を作り出す。胴部には大きく牡丹唐草および唐子を表す。技法は文様部分を残して地を彫りくぼめて白土を象嵌し、文様の輪郭線及び細部の線は黒象嵌で表し、全体に淡い透明性青磁釉を施す。注口、把手、。蓮葉部分には釉下に白土と鉄絵具で彩絵を施す。蓋は欠失する。
  • 高18.8 口径3.6 底径9.5 (㎝)
  • 1口
  • 大阪市立東洋陶磁美術館 大阪府大阪市北区中之島1-1-26
  • 重文指定年月日:19800606
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 大阪市
  • 国宝・重要文化財(美術品)

瓜形の胴に注口と把手を付した水注で、胴部には大きく牡丹唐草と唐子を表わしている。その象嵌技法は通例と異なり、地に白土を象嵌している。文様・形態ともによくまとまっていて破綻がなく、この種青磁象嵌遺例中の代表的作品である。

高麗青磁象嵌牡丹唐草唐子文水注

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