大和佐美命神社の獅子舞 やまとさみみことじんじゃのししまい

民俗 無形民俗文化財

  • 選定年月日:19711111
    保護団体名:大湯棚獅子保存会
  • 記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財

 この芸能は、鳥取県鳥取市中砂見字大湯棚に伝承される二人立獅子舞の一種で、神の権現としての獅子頭にその特徴が顕著である。通称キリン獅子とも呼ばれ、その頭の額には一本の角を生やし、ソギ竹のごとく直立した両耳を持っている。
 芸能次第としては「練り込み」「小脚」「腹匍」「返し」「カンヌキ」「背切り」「脛折り」の舞振りを示して進行し、獅子あやしの猩々とのからみを見せる。
 因幡地方の同類型の獅子舞のうちでも、その舞振りは比較的よく洗練され、また、獅子頭は特に貴重で、獅子舞系統の芸能としては地方的特色の著しいものである。公開は十月十三日。

大和佐美命神社の獅子舞

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