吉香神社 神門 きっこうじんじゃ しんもん

建造物 宗教建築 / 江戸

  • 山口県
  • 江戸中期 / 1728
  • 四脚門、切妻造、左右潜門附属、檜皮葺
  • 1棟
  • 山口県岩国市横山
  • 重文指定年月日:20041210
    国宝指定年月日:
  • 吉香神社
  • 重要文化財

吉香神社は,岩国城址の南麓にあり,岩国藩主吉川氏歴代の神霊を祀る。
 享保13年(1728)の建築で,現在地へは明治18年に曳家されたが,軸部から小屋組まで当初形式をよく保持している。
 本殿は,三間社流造,千鳥破風,軒唐破風付,檜皮葺である。拝殿は,身舎が
桁行三間,梁間三間,妻入で,両側面に庇を設け,背面に幣殿を接続する。
 吉香神社の建築群は,いずれも充実した細部を備えた丁寧なつくりになる。とくに,本殿と拝殿及び幣殿は独特な形式で,複雑な架構と屋根構成を巧みに纏めており,独自性が認められる。
 全国的にも数少ない神霊を祀る神社建築で,岩国藩大工の高い技量が窺え,地方における江戸中期の優品として,高い価値がある。

吉香神社 神門 きっこうじんじゃ しんもん

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