住吉の御田植神事の芸能 すみよしのおたうえしんじのげいのう

民俗 無形民俗文化財

  • 選定年月日:19711111
    保護団体名:御田植神事保存会
  • 記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財

 この芸能は、大阪市住吉区住吉町の住吉大社の祭(六月十四日)のおり、宮司以下各神職、八乙女、植女、御稔女(みとしめ)、稚児、風流武者、下植女、住吉踊などが行列を整えて、神田に参進し、田の中央に張り出した仮設舞台上で、植女から下植女が早苗を受け取り、神田で植付けをする。
 その間、舞台と田のくろとで八乙女による田舞、風流武者が紅白に分かれ、陣鐘・太鼓・ほら貝を鳴らしながら六尺棒を打ち合う棒打合戦、長柄の傘を開いて持つ音頭取の歌につれ、菅笠をつけた僧形の子供たちが、団扇を打ちながら傘のまわりを踊りまわる住吉踊等がある。
 この種の芸能の中で、規模が大きく代表的なものである。

住吉の御田植神事の芸能

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