滝宮の念仏踊 たきのみやのねんぶつおどり

民俗 無形民俗文化財

  • 選定年月日:19711111
    保護団体名:滝宮念仏踊保存会
  • 記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財

 この芸能は、念仏踊の一種であり、滝宮神社、滝宮天満宮の社前で踊られるのを恒例とするが、旱魃の年には、雨乞いを祈願して臨時に踊られることもある。
 伝承では、菅原道真が当地の国司であった時、雨乞いの願が成就して大雨が降り、喜んだ住民の歓喜踊躍したのがこの踊のはじまりともいい、また道真の亡魂を慰めるため念仏を唱えるようになったともいう。
 芸態は、世話役、下知役、子踊、外鉦、笛、太鼓、鼓、法螺貝、願成就役などの各役が列を正して道中芸を示し、神社に練り込んだ後、下知【げち】役の合図で大団扇【うちわ】を振りかざし、願成就役の発声で「ナッバイドォヤ」と唱えながら囃子に合わせて踊る。

滝宮の念仏踊 たきのみやのねんぶつおどり

ページトップへ