桐菱形輪花盛器 きりひしがたりんかもりき

工芸技術 その他 / 昭和以降

  • 中台瑞真  (1912~2002)
  • なかだい ずいしん
  • 平成8 / 1996
  • 桐、刳物
  • 高8.0 40.0×44.0
  • 1口
  • 文化庁分室(東京都台東区上野公園13-9)
  • 国(文化庁)

 木工芸の技法の種類は多く、板を組み合わせて箱などを作る指物、木塊を手作業で刳り抜いて器などを作る刳物、木材を轆轤で回転させながら刃物で削る挽物、薄板を環状に曲げる曲物などの造形技法のほか、異なる素材をはめ込む木象嵌などの装飾技法がある。
 本作品は、会津桐を素材とし、刳物の技法で造形されている。茶道関係の棚物など桐材指物の製作を経て、桐材の刳物による作品を長年手がけてきた作者の技術の特色をよく示している。
 平成7年度文化庁工芸技術記録映画「木工芸-中台瑞真の刳物-」の対象作品である。

桐菱形輪花盛器 きりひしがたりんかもりき

ページトップへ